1999年8月29日
【アルバトロス進水式】

以前からFR24HTの次艇候補として物色していたFR27がダイイチの 吉田氏からの連絡で8月末には納艇出来そうですという連絡をE-mailで頂いた    早速、現物の見学会を行った。キャビン内部は綺麗にクリーニング再生を行い、 シート類は全て貼り替えての納艇でした。                   新アルバトロス(FR27)には魚探とロランが付いていたが旧アルバトロス (FR24)からGPSプロッターを移設するとのことでした。       8月29日進水式当日の午前7時、紅白のテープで少し飾られたアルバトロス がポンツーンに浮かんでいた。                   本日の参加者は釣友である柘植氏、東原氏、奈良からわざわざの深田氏親子、 ダイイチの吉田氏の6名であった。                    テープカットの後、シャンパンで乾杯しアルバトロスに乗り込み始動説明を 吉田氏より受ける。                         

【エンジン始動マニュアル】

1.バッテリースイッチを入れる            (ツインバッテリーの為に両方の位置に入れる)。 2.冷却水の量を確認する          3.キャビン内のメインスイッチをONにする。   4.エンジンルーム内の換気を行う。            5.ビルジが貯まっていたらビルジポンプを作動させる。   6.エンジンキーを回す。                (エンジンが始動しなかった場合の説明は受けていない(笑))

【航海中のマニュアル】

1.ビルジポンプは必要に応じて回すこと。

【いよいよ出航】

天気予報では波高0.5mであったが、1m近くあるように思われる伊勢湾を 鳥羽に船首を向けて出発した。                    この位の波だと以前のFR24では頭が飛び跳ねて非常に走りづらかったが 流石にFR27になると船体重量と、重心の位置の関係か安定した走りを見 せてくれた。エンジンを3000回転で回して巡航速度22,3ノットであ ったように思う。(3500回転で波が静かな場合は27,8ノット出ると のこと。(吉田氏談))                        途中で鳥山を発見して早速、潜行板を船尾より流してみるがアタリ無しであ った。                                気を取り直して鳥羽に向けて再出発。鳥羽に着いたが結構、風が強く大潮と 重なりポイントを決めかねている吉田船長であった。           結局、菅島の東の水深25m付近で魚探を見ながらポイントを決定。   

【釣り開始】

奈良の深田氏がマリーナに来る前にウタセ海老を少量仕入れていたので 真鯛狙いでの釣りを開始しました。                 ウタセ海老を針に付けて海中へ、、第1投目から私の竿に魚信がある。 この引き具合から考えてほぼ真鯛に違いないと確信する。案の定、上が って来たのは30cmを越えるピンクの魚体でした。           鯛の方もアルバトロスの進水式を心得ていたのか、まず最初に私の針を 選んでくれました(笑)。船頭の吉田氏のほっとした顔が印象的でした。 少しの間をおいて深田氏、柘植氏の竿にもアタリがある。上がってきた のはガシラとメバルであった。                   その後、柘植氏の「来たっ!」という声と共に柘植氏の竿がぐ〜んと曲 がった。少しのやり取りの後に35cm程の真鯛が姿を現した。     

【ウタセ海老の付け方】

少しアタリが遠のいたので本日の船頭の吉田氏からウタセ海老の付け方 のレクチャーがあった。                            1.ウタセ海老の角を半分ほど折る。              2.針先をウタセ海老の口元に持っていく。                 この時、海老はピクピクと動く。                   3.針先をウタセ海老の角の根本0.5mm           程出るくらいに刺す。              4.ハリスを持ち上げてウタセ海老とハリス        が直角になる様な感じであれば合格。 この付け方さえマスターすれば釣果は10倍違うと吉田氏が太鼓判を押す(笑)     ただし、真鯛が居ることが前提ですが、、、

【釣り続行】

ポイントを変更して再度挑戦したが、アタリがあるもののなかなか針掛 かりしてくれない状態が続く。頭だけになったウタセ海老ばかりが上が ってくる(笑)                          そうこうしてるうちにウタセ海老が終了したのでアジ狙いに変更した。 魚探で群を探すがなかなか見つからない。              メバル、ガシラ等を生け簀に追加して本日の進水式兼テストフィッシング を終了とする。                          

【 帰 港 】

風がおさまると思っていたが鳥羽近辺は相変わらず所々で白ウサギが 跳ねているような海面である。                  FR27はこの位の波は、さほど心配もなく安定して走ってくれた。

【帰港後のマニュアル】

   1.陸揚げ後、通水キットを取り付ける。 2.通水                  3.エンジン動かして清水を2〜3分間通す。          4.エンジン停止後に冷却水フィルターを点検する。   汚れている場合は洗浄する。   5.ペラ部分を清水で洗う。   最後になりましたが今回の進水式に参加してくれた      吉田氏、柘植氏、東原氏、深田氏親子にお礼を申し上げます。 有り難う御座いました。 追伸:今回の進水式&釣りに参加した東原氏は     ほとんどキャビンで寝ておりました(笑)